イドノナカ -狭い日常の憂いの喜びの-

世界の事はしらないけれど、僕は僕の事を知っている。目に見えたもの、聞こえたもの、言葉にします。

29

藤井四段の対局が今日行われる。勝利すれば連勝記録を29に伸ばして単独1位に踊りでる。

 

連勝という言葉の響きが好きだ。負け無し、ただ強さを誇示する熟語。新記録となれば歴史になる。その歴史が刻まれる瞬間を目の当たりに出来るのはなんたる幸運か。

 

この先、藤井四段のような若さと強さを兼ね備えた棋士が現れるとは限らない。双葉山関のように世代を超えて語り継がれるかもしれない。

 

将棋の勉強をしたいと今更思う。駒の動かし方しか知らない僕にとって彼らの闘いは異次元だ。様々な攻防が繰り返されるプロ棋士の盤上は計算と策にかける勇気が行き交う。それを見ると人間の知性の限界は計り知れないと感じる。

 

中飛車が好きだった。棒銀も好き。実際どういった戦略かは知らないがそういった言葉を知っているだけで自分が強くなった気がする。

 

藤井四段は今日、どんな戦略を使うのだろう。何事も理解できれば面白さは倍増する。

 

ともあれ藤井四段、頑張ってください。応援しています。